家庭教師を塾と併用する際のポイント
家庭教師を塾と併用される方はたくさんいます。実際、私の担当してきたケースもその多くが塾との併用です。依頼されるケースとして多いのは以下の2つです。
「塾からの宿題が大量なので本人だけでは終わらない。難問や発展問題を中心に解説してほしい」
「塾では後回しになりがちな志望校別の過去問の傾向と対策を重点的に教えてほしい」
前者は依頼内容の中で最も多く、裏を返せば、それだけ塾の利用者の皆さんにとって大量の宿題は悩みの種になっているということでしょう。どこの塾かによってもその量は違いますが、大抵の塾は基礎から発展まで4教科まんべんなく本当にたくさんの宿題を出します。当然生徒さんは学校の宿題や課題もあるわけですから、それをこなしながらの塾の宿題全制覇は至難の業といえます。
特に難問に当たってしまった場は大変で、いきなり答えを見るのは嫌なので30分悩み、その後答えを見たが詳しい解説が載っていなかったので、なぜそうなるのか分からずまた30分悩み、とやっていると1問に平気で1時間かかってしまいます。塾の先生に質問しようにも、行列に並んで質問することがそもそも気が引けたり、複数質問がある場合は並び直しで結局帰りが遅くなったりとこれまた大変だったりします。このような調子では最後まで宿題が終わらず、投げやりになったり、自信を無くしたりといった原因にも繋がる可能性があります。
こういった事態を回避するために、上手に家庭教師を使いましょう。生徒さんには、難問や分からない問題に当たったら悩み過ぎず、解説を見ても分からなかったら付箋などの目印をつけておいてその問題は飛ばすように指示してあります。こうすることで、その生徒さんにとって重要な問題を1対1の授業で重点的に解説してもらえるので、取りこぼしを防ぐことができます。時間が効率的に使えるので睡眠時間が増え、さらに勉強効率が向上するという好循環も見込めるでしょう。
後者の過去問の傾向と対策は、私がぜひおすすめしている家庭教師の活用方法です。過去問を実際にご覧になってみると分かりますが、多くの学校や大学では、試験の問題に必ずといっていいほど傾向があります。例えば中学受験の場合、A校は立体切断が、B校ではダイヤグラムがほぼ必ず出題される、といった具合です。もちろん全ての問題を予測することはできませんから、ある程度まんべんなく解けるようにしておくことは重要ですが、出題されやすい範囲を重点的に押さえておくことで、合格率は飛躍的に上がります。
志望校がすでに絞られている場合、家庭教師の先生にはその候補を早めに伝えておくことがポイントです。家庭教師スマートでは、教師が志望校の出題傾向を分析してその範囲を重点的に強化するよう心がけていますので、授業を重ねていくごとに志望校合格に向かって一歩ずつ進んでいる感覚が実感できると思います。
塾での授業だけではいまいち合格に向かっているか不安な方は、ぜひ毎週や隔週での家庭教師はいかがでしょうか。生徒さんの勉強への取り組み方が生き生きと変わっていく様子がきっと実感できるはずです。
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