勉強の進め方 夏休み編
今年もいよいよ夏休みに入りました。平日の学校がなく、丸1日のスケジュールを自由に組めるこの時期は勉強追い上げのチャンスです。特に、受験前最後の夏休みの過ごし方は受験の結果を大きく左右するといっても過言ではありません。とはいえ、朝から就寝前までただ漫然と頑張っても、勉強の効果は上がりません。
仮に小学生を想定し、7時起床23時就寝として、1日の効率のよい勉強の進め方を考えていきましょう。
まず、朝起きて忘れずにやること、それは決まった時間に朝食をとることです。勉強と関係ない!と思う方もいるかもしれませんが、超重要です。脳は記憶の保管庫であり、その脳は思考や記憶に大量の栄養を必要としますから、これをサボると一気に1日の勉強効率が下がります。またこれは昼食、夕食にも同じことがいえます。ですから、きちんと朝食を済ませ、歯磨きや着替えも済ませておくと良いでしょう。
さて、次に朝から昼までの間は、過去問や演習問題を解く時間に当てましょう。特に、算数や理科などの計算を含む問題はこの時間がおすすめです。というのも、朝から昼までの間は人間の脳のパフォーマンスが最も上がる時間帯だと言われており、つまらない計算ミスに足を引っ張られることが少なくなります。この時間帯に、[演習ー丸付けー考察]をワンセットで1問ずつ行いましょう。考察というのは、解けた解けなかったに関係なく、自分がどの公式や知識を使ったか振り返ってみるということです。特に解けなかった場合は、解説をよく読み、どういった公式や思考の流れが必要かをよく確認しましょう。
その後、昼食を済ませてから15時頃までは1回目の暗記ものを勉強しましょう。昼食後は朝からの勉強で少し疲れていますから、このままぶっ続けで夜まで頑張っても効果は上がりません、そこでおすすめなのが15時頃に一度昼寝を挟む作戦です。記憶は睡眠時に定着しますから、その前に暗記ものをやっておくと効率よく記憶が定着します。
一眠りして頭がスッキリしている16時頃から夕食までの時間は、再び過去問や演習問題に当てましょう。午前中に算数理科の演習を行なった場合は午後に国語社会を持ってくるなど、教科のバランスを工夫すると良いでしょう。
夕食時は家族と会話したり、食後に少し自由な時間を作るなど、リラックスした環境作りを心がけましょう。寝る前にイライラしたり興奮したりすると眠れなくなり、次の日に支障が出るからです。リラックスした状態を保ちつつ、就寝前までは2回目の暗記ものに取り組みましょう。また、国語や社会の読み物をじっくり読んだり、算数や理科の公式集を眺めるなど、手を動かさずに出来ることを進めると、就寝までの導入がずムーズになります。
ここまで1日のおすすめのスケジュールをざっと紹介しましたが、これはあくまで一般例に過ぎません。本当に自分に合ったスケジュールはぜひ自分自身で探していってほしいと思います。また、そういったスケジュール管理の手助けにおすすめなのが、夏休み期間中の家庭教師の利用です。家庭教師スマートでは、その子の性格や特性に合わせて教材を用意したりスケジュール管理の手伝いを致します。夏休みで成績を上げたい、遅れを取り戻したいという要望があれば、夏休み期間中だけのスポット利用でも構いませんので、ぜひご活用いただければと思っています。
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