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新年度の始まりには「これ」を準備しよう

新年度が始まり、新たな環境を歩み始めた方や、1年の目標を立てて頑張ろうと決意した方も多いと思います。特に、4月に新たに入学した新1年生の方々は、新しい環境にワクワクしている一方で、戸惑うことも多く今まで以上に疲れを感じるかも知れませんね。環境が変わると、人間は思った以上にストレスを感じるものです。また、今年受験生の方々も、新たな目標に燃えつつも、めげずに継続して目標達成できるか不安に思う方も多いかも知れません。

実は、新たな環境によるストレスを乗り切ったり、新たな目標に向けて継続的に努力するために必要な、ある重要な要素があります。それは…「体力」です!!!なんだそんなことか、と馬鹿にしてはいけません。体力こそ、あらゆる環境ストレスを乗り切り、目標達成するために必須の能力なのです。

例えば、受験生を例にして1日を比較してみましょう。体力バッチリなAくんは朝7時にスッキリ目が覚めます。朝食後には頭が冴えているので、登校中などのすき間時間に単語帳などの暗記ものに目を通します。授業中も受験に必要な知識を吸収し、毎日の授業の時間を無駄にしません。帰宅後、おやつを食べて小休止したり昼寝したりすればまた集中力が戻ってくるので、就寝までのまとまった時間をまるまる受験対策に充てることができます。

一方、体力に自信のないBくんはどうでしょう。朝は登校ギリギリの8時に起きるので、遅刻しないようにするのが精一杯です。授業中も頭がぼーっとしており、授業の内容は頭に全く入っておらず、授業中寝てしまうこともあります。帰ってからも疲労感が抜けないため、何となく携帯をぼーっと眺めたり、長時間昼寝をしてしまう結果、ほとんどまとまった勉強時間は取れずに1日が終わります。

2人とも目標に対する気合いは十分なのですが、たった1つ、体力があるかないかの違いでこんなにも結果に違いが出てしまいました。これを読んでいて、他人事とは思えずゾッとした方もいるでしょう。この例のBくんのような子に対して、親御さんがよく「気合いが足らん!」と叱る例が見受けられるのですが、実は気合いの問題ではありません。それを実行する体力が圧倒的に足りないのです。

ここでいう体力は、走る速さや投げる力などの運動能力のことではありません。毎日朝早く起き、頭がスッキリした状態をなるべく長時間保つための基礎的な体力のことであり、文系理系、運動系文化系に関わらず全員に必要な能力なのです。

では、体力を向上させるには何が必要でしょうか。当然、適度な運動は基礎体力を向上させますが、それ以上に必要なことが2つあると私は考えます。それは、質の高い睡眠ビタミン・ミネラル不足の解消です。

質の高い睡眠は、誰もが今日から始めることができる体力向上法です。質の高い睡眠のコツは、部屋をきちんと暗くして、音や映像をつけっぱなしにせず、部屋の温度や湿度を適切に保ち、毎日決まった時間に寝て起きることです。ついついYouTubeを長時間見続けて、部屋を明るくしたまま寝落ちしていませんか?実は現代人の疲労の原因のほとんどは筋肉の疲労ではなく脳の疲労だということが分かっています。つまり、質の低い睡眠を続けていると、脳の疲労が次の日になっても回復せずに残り、それが蓄積して朝からだるい状態が続いてしまうというわけです。こちらをご覧の生徒さん、ぜひ今日から質の高い睡眠を心がけてみてください。明日には効果を実感できると思います。

そしてもう1つ、ビタミン・ミネラル不足の解消も非常に即効性のある解決策です。よく現代人は栄養過多であって栄養不足などありえない、という論調を見かけますが、あれは大ウソです。野菜から塩砂糖に至るまであらゆる食材が大量生産のために工場で精製・加工されている現代では、ビタミンとミネラルが圧倒的に不足しがちです。例えば塩ですが、自然から採ることで得られる天然塩にはマグネシウムやカリウムなど多種のミネラルが含まれますが、工場で精製される精製塩にはナトリウム以外のミネラルはほとんど含まれません。実際の疲労感にはビタミンCや鉄分を筆頭とする多くのビタミン・ミネラルが関連していることが知られています。具体的な解決案としては、生野菜やレバー、小魚や果物など、好き嫌いせずに多くの種類の食材をバランスよく食べましょう。どうしても好き嫌いが直せない、という方には、サプリメントもおすすめです。私も実際にマルチミネラルという複数のミネラルがバランスよく配合されたサプリメントを飲んでいますが、飲み始めて以来明らかに体力が増したのを実感しています。

もし、「どうもうちの子はやる気がなくて…」とお悩みの親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひお子さんの睡眠の質が高いかどうか、ビタミンやミネラルは不足していないか今一度チェックしてあげてください。これらをいまのうちに改善するかどうかで、1年後の未来が大きく変わってくるかもしれません。

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